まぁこんなえらそうな記事を書ける身分じゃないので恐縮ですが…

写真のうまくなるコツがいくつかわかってきたのでつらつらと。
とりあえず、初心者の方向けに書いてあるので、それほど内容は詰め込んでいません。


■構図
自分は主役がど真ん中にいる、日の丸構図も好きなんで
結構多様していますが下の画像のような3分割法とよばれる構図も
よく使っています。

わりとポピュラーな構図法で、ものすごく安定した構図になります。
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こんな感じで、地面と空を三分割のガイドラインのあたりで切ったり、
主役の木を三分割のガイドラインが交わっているところに置いたりします。
これが三分割法です。



■天候、時間帯などの条件

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天候、時間帯などといった条件は風景写真は特に大事だなぁと思います。

一般的に日の出前後1時間、日没前後1時間はマジックアワーと呼ばれる時間帯で、
空のグラデーションや太陽の光加減が非常に綺麗な時間帯です。

日常生活でも感じることだと思うのでわかりやすいかと思われます。

天候はホント地域ごとに違うので天気予報が示す天気が全くアテにならないこともあります。
そこはもう運ですね^^;

後は桜のピークだとか紅葉のピークだとか、そういった環境の条件ですね。

様々な要素が絡みますし、撮りたいイメージによって
必要な条件が変わってくるので一概にこれが良いとはいえませんが、
マジックアワーの時間帯はやはり良い絵が撮れる可能性はかなり高まります。



■RAWで撮る

カメラの画質の選択画面でJPGというのと、RAWというのがあると思います。
個人的にはRAWの設定にして上でも書いたように良い条件でさえ撮ってさえいれば、かなり良い絵が撮れる可能性が上がると思います。
RAWで撮っておくと後で、色合いだとかコントラストを自分好みの仕上がりにできるんですよ^.^

この行程をRAW現像といいます。現像と聞くと難しそうなイメージがありますが、
実際にはパソコンの前でマウスをクリックしたり動かしたりするだけの簡単なお仕事です。
失敗もしません。

RAWというのは「生」という意味です。料理とかの「生」と同じ意味です。
JPGというのは料理でいうところのハンバーグとかにすでに調理されてしまった状態です。
「生」の素材を自由に調理するというのがRAW現像です。

一方JPGのように調理されてしまったものは
塩をかけたり、醤油をかけたりして味付けを多少変えることはできますが、
ハンバーグをしゃぶしゃぶ用の肉に調理しなおすことはできません。

料理と違って「生」がさらに優秀なのは、何度でも調理しなおせるということです。
「生」データはハンバーグにもステーキにもなれるわけです。しかも味の劣化もしません。
デジタルならではの融通の良さです。

その代わりファイル容量がJPGより大きいだけです。困るところはそこだけです^^;

そんな感じで友人にもカメラを買った後に現像ソフトを買うことを勧めています。
カメラを買った時に付属でついてくる場合もありますけどね。

現像ソフトは最初から付属しているものでも良いのですが
比較的安価で買えて、多機能で、情報量も多い
Adobe Photoshop Lightroom 5.0をお勧めします。恐らく最も人気のある現像ソフトかと思います。
値段も12,000円台で買えますので、レンズ等に比べるとはるかに安いです。
Lightroomは参考書や操作法、テクニックが載っているサイトもたくさんあって現像入門には最適です!



■シャッターチャンスを逃さない

写真でやり直しが効かないのは、
撮る時のフレーミング、シャッターチャンス、の二つの要素がまず上がってきます。

一眼レフって連写機能もあるし起動も早いしそんなにチャンスを逃すことってないんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実はシャッターチャンスの時間ってものすごく短いです。

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例えば、飛行機の着陸を狙ったこの写真。

後0.1秒早くシャッターを切っていたらこんなに飛行機がギリギリの場所ではなく、もっと良い場所に収まっていたはずです。
着陸時でも時速250km前後?で降りてくるらしいので、その速さは新幹線と変わりません。
しかも風に煽られていたりすると斜めに飛んできたりして進路予測も若干やり辛いです。

また0.2秒はやくシャッターを切っていたら今度は飛行機が遠すぎて迫力が足りないわけです。
と、いう感じでシャッターチャンスの時間は非常に短いので、色の設定が〜とか、コントラストの設定が〜という作業でチャンスを逃してはもったいないので、
先でも書いたようにRAWでの撮影をオススメします。RAWならば後でなんとでもいじれます。
連写機能も頼ってしまうと、結局1枚も良いのがなかったというケースに陥ってしまいます。連写機能は保険です。
こういう時には様々な画角にすぐ対応できるズームレンズもかなーり重宝します。



■良い写真を見る
もうホントこれに尽きます^^;
自分が好きな写真集や写真展を見たりするのが一番上達への近道のような気がします。